2025年2月15日
鹿児島Steam Drift Day2
二日目は早朝のフェリーで桜島へ。デッキに立つと火山灰を含んだ風が強く、コートの表面に細かい粒が当たってざらりとした感触を残す。島の展望台から見下ろすと、灰色と青のグラデーションの向こうに鹿児島市街が霞んでいた。



午後は島の集落を散歩し、灰よけの屋根を備えた民家や無人の停留所を撮影。畑の端では菜の花が揺れていて、火山灰のグレーに鮮やかな黄色が映える。帰りのフェリーで飲んだ温かい芋焼酎のお湯割りは、指先のかじかみを一気に溶かしてくれた。

夕方、再び鹿児島市内へ戻り、市電に揺られて照国神社まで。ライトアップされた鳥居と、軋むブレーキ音が重なって冬の夕暮れ特有の切なさを演出する。夜は天文館通りのバーでジャズを聴きながら旅のメモを整理し、最後のページに「また灰の季節に戻る」と書き残した。

